NHK総合テレビ
2002年12月6日
生活ほっとモーニング

料理の幅が広がる!
これが乾物の魅力だ

保存のために乾燥され、使いたい時には水で戻して
いつでも使える「乾物」。
その一番の魅力は、戻した後には味も香りも触感も、
生の時とは別のものに生まれ変わっている点だ。
例えば、干しイカは干す工程で熱が加わることで
身のタンパク質が分解されて、旨味がたまる。
また香りの面でも、アジの開き干しは日光に当たることで
臭いの元となる脂質に変化が起こり、
香ばしさが格段にアップしている。
乾物は単なる保存食ではなく、新たな旨味をもった食材なのだ。
どんな料理に使っても、一度乾燥して細胞がスカスカになっているので
外から旨味を吸収しやすく、一層おいしく味わえる。
旨味をたっぷり引き出す戻し方のコツや料理の幅を広げる工夫を
プロの料理人に教わり、家庭の食卓を豊かにする乾物の魅力を
詳しく紹介する。
スタジオでは「乾物で作るおせち料理」も紹介したい。

1.<牛肉と乾物の佃煮>

[材料]  作りやすい分量

牛肉(ロース薄切り)100g(3×3cmサイズに切る)
しょうが(皮つきの薄切り)5〜6枚
サラダ油 小さじ1
切り昆布(乾) 10g(さっと水洗いする)
干ししいたけ 2枚(10g)
切り干し大根 5g(3本の指でひとつまみ)
 {A}
しょうゆ 大さじ2
砂糖 大さじ1
酒 1/2カップ

[作り方]

1) 切り昆布は、長ければ切る。
干ししいたけは、石づきを折る。手でポキポキと折る。
切り干し大根は、水洗いしてかたく絞り、2cm長さに切る。
全部一緒に{A}に加えて、2〜3分おく。

2) 温めていない鍋にサラダ油と牛肉としょうがを入れて、
色が変わるまで炒め、{1}を加える。

3) 中火で混ぜながら、全体に火を通す。

4) 汁気がなくなったら、火をとめる。


2.<乾物ぎょうざ>

[材料]  10個分

 <肉あん>
{A}
干ししいたけ 2枚(軸をとる)
桜えび 大さじ1
昆布 3×3cmのもの2枚
白菜 2枚(4cm長さの細切り)(塩小さじ1/4ふってもんで絞る)
豚ひき肉 100g
 ぎょうざの皮(市販) 10枚
サラダ油 大さじ1
その他、酢じょうゆ、ラー油など 適量

[作り方]

1) <肉あん>
ポリ袋に{A}を入れて口をとじて、すりこ木やめん棒でたたいて砕く。
塩もみして絞った白菜と豚ひき肉と合わせる。
10等分して丸めておく。

2) ぎょうざの皮の縁に水をつけて、肉あんをのせて包み、
合わせ目をしっかり閉じる。

3) フライパンにサラダ油大さじ1を入れ、
ぎょうざを油の上をすべらせてはしから並べ、
全部入ったら、火にかける。
強火で2〜3分焼き、ぎょうざを1つ取り上げてみて、
底にほどよい焼き色がついていたら、水1/4カップを注ぎ、
ふたをして、強火で蒸し焼きにし、水がなくなったら、火をとめる。
酢じょうゆにラー油を加えてつけて食べる。

*<水ぎょうざ>

1) 熱湯3カップをわかし、ぎょうざを加える。
2) 煮立ってきたら、大さじ3ばいほど差し水をする。
あと煮立つまで強火で加熱して、火をとめる。
3) 1〜2分おいて、酢じょうゆ、ラー油で食べる。

*<乾物シューマイ>

1) シューマイの皮10枚で肉あんを包む。
2) 蒸気のあがっている蒸し器に入れ、強火で10分蒸す。

*<乾物揚げワンタン>

1) ワンタンの皮20枚で肉あんを包む。
2) 中温の油で3〜4分かけて、きつね色になるまで揚げる。

 

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