テレビ東京「ソロモン流」
『料理研究家・管理栄養士 村上祥子』
2006年2月19日(日) 2154〜22:45
<登場レシピ>
D 卵1個のふわふわシフォン風いちごのショートケーキ
バースデーパーティの花形といえば、このいちごのショートケーキ。
わが家でも、子どものお誕生日には、いちごのショートケーキが定番でした。
空き缶を使い、1人分スポンジケーキをオーブンでたくさん焼いて、
クリームとデコレーション用のフルーツやチョコレートを用意して、
子どもに飾りつけさせるのが恒例でした。
その頃から、卵1個でできる1人分ケーキは作り慣れていたのです。
電子レンジでも挑戦するのですが、ふくらんでも、すぐにしぼんでしまったり、
蒸しパンのようになってしまったり……。
ですが、レンジでパンを作るようになり、
卵だけでスポンジを作ると、レンジテクにはちょうどいいことを発見。
器には何も塗らないほうがふくらみがいいし、
粉を入れたらよく混ぜたほうがいいこともわかりました。
それは、従来のスポンジ作りのセオリーとまったくの逆でした。
また、インバーターでない電子レンジの中には弱150W機能がないものもあります。
その場合は、強600Wで作ればうまくいく方法もみつかりました。
そんな試行錯誤のスポンジの山から生まれた、このスポンジケーキ。
あなたもレシピ通りに作って、おいしいふわふわ感を味わってみてください。
[材料] 直径12cm高さ10cmのもの1個分
<基本のスポンジ>
{A}
卵 1個
砂糖 大さじ3
バニラエッセンス 少々
薄力粉 大さじ3
<ホイップクリーム>
{B}
生クリーム 1カップ
砂糖 大さじ2
バニラエッセンス 少々
いちご 15個
キルシュワッサー 大さじ1
[準備]
直径14cmの樹脂製ボウル(ジップロックコンテナーR丸大709ml)の底に合わせて丸
く切ったクッキングシートをしく。
[作り方]
<スポンジ>
1) 小さめの耐熱ボウルに{A}を入れ、熱湯入り別ボウルの上にのせ、
ハンドミキサーで1分間泡立てる。
2) {1}が4倍にふくれたら、熱湯からはずし、さらに1分間泡立てる。
3) 薄力粉の1/2量を{2}に入れ、泡立て器でしっかり混ぜ、残りも加えて混ぜる。
準備した型に流し、空気を抜くため10cmの高さから落とす。
4) 割りばし2ぜんをおいたターンテーブルの中央にふたをのせた{3}をおき、
電子レンジ150Wで5分(※600W1分20秒)加熱。
生地が盛り上がり、持ち上がったふたが少し落ちたら、設定時間内でも取り出す。
5) {4}を10cmの高さから落とす。
ふたをはずし、竹ぐしなどを使って型から取り出し、蒸気をいったん抜く。
すぐにコンテナーをかぶせて冷ます。
* 粗熱がとれたらコンテナーに入れ、固まるまで冷凍すると
切りやすく、クリームを塗るのもラクに。
冷凍保存すれば1ヶ月は大丈夫。
<仕上げ>
6) ボウルに{B}を入れ、氷水を入れたバットにおき、泡立てる。トロリとなったら、
1/3量を上がけ用に取り、残りは角が立つくらいまでかたく泡立てる。
7) いちごは縦に2等分し、へたを除く。
飾り用に4〜5個をさらに2等分する。
8) スポンジを2段に切る(下段をやや厚めに切ると安定がよい)。
切り口にキルシュワッサーを刷毛で塗る。
9) 下段にクリームを塗り、縦2等分したいちごを互い違いにのせる。
その上にクリームを中央は厚めに、まわりは薄く塗り、上段をのせる。
10) いちごをはさんだすきまにゴムべらでクリームを塗り、段差をなくす。
上面、側面全体にも塗る。
11) 上がけ用クリームをもう一度軽く泡立て、ケーキの上からかける。
スパチュラでなでて全体に流す。
ケーキを皿に移し、まわりに飾り用のいちごを飾る。
電子レンジのお菓子作り Q&A
Q:レシピ通りに作ったのですが、ふくらまないし、かたくて中がバサバサです。
どうして?
A:原因は電子レンジの機種によることが多いのです。
その場合は、以下の2つをチェックしてください。
使用しているレンジはインバーターレンジですか?
インバーターでないレンジには、150Wで5分を設定しても、実際には600Wで20
秒加熱して40秒切れる、を繰り返して150W弱機能が働かないものもあります。
それではスポンジはうまくふくらみません。まずはレンジがインバーターであるか
取扱説明書や本体を見て確認し、不明な場合は各メーカーに製品番号で問い合わせてください。
インバーターでないレンジで、しかも途中で途切れるタイプならば
150Wで5分は、600Wで1分20〜30秒加熱してください。
パサつきの原因は、加熱のしすぎにあるかもしれません。
レンジ150Wで5分加熱とありますが、
機種によっては加熱が強くなりすぎる場合もあります。
でき上がりを見極めるポイントは次の4つ。
@はじめに流し入れた生地の3倍の高さになったとき。
A持ち上がったふたがほんの少し落ちたとき。
B持ち上がったふたが、もうこれ以上は上がらない、という状態になったとき。
Cスポンジが容器の底からほんの少し浮いてきたとき。
どれか当てはまれば、加熱を止めて取り出してください。 |